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今日のテーマは「教えてもらった商売の秘訣① 裏金の使い方?」です。

結論は「賄賂、裏金は直接間接でも要求する人や会社とは、長くは上手くいかない。金品に頼らず、先回りし恩着せがましくない付き合いを作れるのが良い」です。新型コロナの影響で生活様式も仕事スタイルも変わる中、昭和や平成に教えてもらった秘訣が、今後普遍的でありえるのかどうか分かりませんが、むしろAI時代にこそ、昭和にヒントがないかな、なんて思いながら書いてみます。

もう45年以上前の話ですので、時効かつ時代背景違い過ぎる点を言い訳しながらですが。実家が商売をしており、あるお役所関連の先に2か月に1回程度、セット品を納品していました。小学生高学年の私はその納品を何回か手伝わされて、ついて行った記憶があります。利益率も悪くなかったようで、受注すると親父の機嫌もよかった覚えがあります。

何回目かの納品に行ったときに、帰り際に親父が、一番上のセットと2番目のセットの間に何か置くのを目撃しました。何を入れたの?と聞いたのですが、少し迷惑そうな気配で、かつお客様内でしたので、小学生とはいえ、そこでさらに聞くのははばかられて、車に戻ってから改めて聞いたところ、2万円の入った封筒をいつも置いているとのこと、子供ながらに、それはさすがに悪い事、してはいけない事なのでは?と直感し、怖くなった覚えがあります。帰路 親父に聞いた話は下記です。①金品の要請がお客からあったことはない②商売人の直観で、1回目の納品の時から封筒をずっとおいている。③その後もお礼も催促も何もない④ずっと2年くらい、少し安い競合が出てきてもうちを使い続けてくれているし、いろんな商売や引き合いも更にくれている。のような話でした。結構あちこちの配達や納品、商談についていったことあり、賄賂やリベートを払う体質どころか、昔なのでキックバックあればおたくにするけど、みたいな話を持ち掛けられているのを見たことありますが、平気でじゃあ結構ですと断ってましたので、封筒を入れるのは親父の慣習やビジネススタイルだったとは思えません。何で封筒入れたの?に対し、商売の直観として、このきちんとしたお客と、きちんとした担当や会社の雰囲気から、このほうが商売が長く続く予感がしたような話でした。担当がもらっているのか、みんなの宴会代になっているのか、何か先方内での決まり事があるのか、どうなっているのか確認もしたことないし、する気もないので知らないと言ってました。裏金を露骨に要求する個人や組織に、裏金を渡しても、最初は入れても、もっと金額を上げる要求が来たり、担当が失脚したり、ゆくゆくは上手くいかないか、商売をちょっと取れるより、もっとやっかいなことに巻き込まれる確率が高いような話を同時にしていたので、じゃあ何で今回は?と聞いても、直観、の答えでした。

繰り返すと、①お客から直接的に間接的にも”お金の入った封筒”の要請はない②毎回そっと”お金の入った封筒”を置く③その件の念押しや確認したことない④お互いの便利さ、信用を高めあい、関係を続けている、です。

賄賂や裏金への考え方、使い方のみを親父から商売の秘訣として学んだのではなく、親父がやっていたことの”お金の入った封筒”の部分を、商品や製品、技術、心遣い、改善提案、や特許、新規の仕組み、と置き換えるだけで、商売のやり方の1つではあるかなと思っています。そっと提案する、そっとXXする、が商売の全てではなく、むしろ声高にやったほうがいいことも、もちろん多いと思いますが、気遣いし、先回りし、恩着せがましくせず、が良い結果やバランスを生むこともありそうです。今じゃ、”お金の入った封筒”、昭和の香りだらけで、ふと懐かしい気がして書いてみました。しかし、この件での親父の”直観”が何だったのかをもっと聞いてみたいですが、もう叶いません。

最後までお付き合い頂き、心より感謝いたします。良い日をお迎え下さい。